ワタシのこと。家族のお世話や日々の生活で忘れてしまいそうになることを記録していく場所。

ワタシは現在50代。

若いころから、家族の看病・看取り・介護・お世話全般を担ってきた。

これまでの経験をどこかに記録しておきたいと思い、書き記すことにした。

理想論を言う前に、行動してみたら?

介護や大きな問題に接した時、ワタシの周りの人たちは、正しいけれど現実的ではないことを提案してくる人、口ばかりの理想論を言う人が多い。そういう人は必ずと言っていいほど、介護や看病を経験していない。お世話をしたことがない人ほど、口出して文句ばっかり言ってうるさいし、お金は出さない。時間すら提供しない。

ワタシ
ワタシ

文句や愚痴を口頭で言いたくなるのだが、ワタシは大人なので言わない。だからこの場で、ワタシが経験したことを書き記して、理想論を言う人に、同じことできるか?理想を言う前にじゃ動いてみてよと伝えたい。大人なので、ここで吐き出して、ワタシが落ち着く場としたい。

祖母の話

字がうまく書けなかった大正生まれの祖母。祖母は小学校卒業後、9人兄弟の末っ子ということもあり、すぐに働かなければならず、都会へ出て住み込みの旅館で働いていた。そのため勉強する機会がなく、よく学がないと嘆いていた。小学生で字が上手に書けるワタシのことをとてもほめてくれて、ワタシも褒められることがうれしく、祖母が関わっていたコミュニティーで代理で字を書き、計算のお手伝いをしてきた。その祖母が介護を必要となった時、ワタシは高校生だった。ワタシは一緒にお風呂に入り、入浴介助をしていた。その後認知症になった時もサポートした。祖母が施設に入居してからも、ワタシは20代前半で就職していたけれど、仕事帰りに週二回、洗濯物の交換に通い、時にはワタシが食事の介助をしてサポートした。昔は介護保険がなかったから、在宅で介護の限界が来たら施設へ入ってもらい、そのうちご飯が食べられなくなったら胃ろうまでして、ずーっと寝たきりで床ずれを起こしても、ただ亡くなるのを待つような感じだった。せつない。

 

母の話

母は20年前、闘病の末、50代で他界。元々体が丈夫ではなかったけれど、公務員として頑張っていた。40代前半で特定疾患(国が指定した難病)に認定され、10数年闘病した。しかし亡くなる5年前まで仕事は何とか続けていた。肺や肝臓が侵される病だったので、夜中に咳き込んで眠れなくなっていた様子をよく見ていた。ワタシは夜中でも苦しそうな母の背中をさすって少しでも咳が緩和できたらいいなと思っていたけれど、肺の機能はどんどんと落ちて、見たことのない大きい酸素ボンベを常に持ち歩いている50代だった。もちろん仕事中も。運転免許のない母だったので、ワタシが休暇を取って病院へ通っていた。主治医との対話もワタシが付き添って咳き込む母の言葉のサポートしていた。しかし50代で亡くなるなんて、ショックだった。でも、本人が晩年はあまりにも辛そうだったので、ワタシはこれで母は楽になれたのかな…と思うこともある。ちなみに嫁姑問題で仲が悪かったけれど、母が亡くなった翌月、先述した祖母が亡くなった。仲良しではなかったんだけども…(笑)引き寄せたのかな。

 

父の話

現在進行形で父の介護をしている。父の介護カテゴリーで記していくことにするけれど、ざっくり言うと、父は国家公務員で、ほとんどが単身赴任で不在の人だった。だから、ワタシが祖母や母の介護や看病に携わることになったのだけれど、そのおかげか?現在の父の介護はあまり苦にならずにできている。ただ、その当時は全く気が付かなかったけれど、ワタシは今で言う「ヤングケアラー」だったんだな~~。現在、父は脳梗塞からの認知症状で介護5年目。

ワタシ
ワタシ

ヤングケアラーって何?

家族のお世話を子供が担っていることをいうんだよ。詳しくは子ども家庭庁サイト

妹の話

年の離れた妹スエコは、闘病5年目。こころの病で精神科入院中。こちらも妹のカテゴリーで記していくけれど、ワタシが一番しんどいと感じるのが、この妹のこと。こころの病だから仕方がないのかもしれないけれど、相手のことを思いやったつもりやること、自分が良かれと思ってやること、すべてにおいて自分よがりで相手の気持ちに立てないので、周りの人たちと軋轢が生まれ、いろんなところでクラッシュしている。悪いことに、父のお金は自分のお金と思っているところがあり、大問題勃発してしまった。この人の世話が一番大変だと感じる。

 

姉の話

姉のナガコとは介護・看病のいざこざで絶縁。彼女のことは書きたくないほど。自分が一番実家のことを思っているんだと、周りに吹聴するけれど、全く行動が伴わない。姉の夫はワタシに対して、パワハラモラハラに接してくる。介護が始まるまでは、目を見て話しが出来ないくらいのコミュ障な人だったけど、介護問題が出てきてから、上からものを言うようになり、まるで部下に命令するかのような態度に急変。姉のナガコと共にワタシを攻撃してくる変な夫婦。

 

そんなわけでいろいろあったワタシは、家族のお世話をする役目なんだと覚悟してから心が軽くなり、お世話を前向きにできるようになりました。今日もいいことあるぞ!と思いながら、良い言葉を出すよう心掛けて日々過ごしてます。言霊も信じています。
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