インシュリンを変更したら、ぐったり状態から大食いになった85歳の父。

85歳の父、大食いが止まらない。

 

理由はわかっている。

 

糖尿病のため10年前からインシュリンを打っていたのだが、インシュリンのメーカーを変更したところ、大食いになってしまった…。

 

経緯としては・・・

ダイエット薬としてインシュリンが使われているという信じられないニュースを聞いてまもなく、父の住む田舎でも、いよいよいつものインシュリンが供給できなくなってしまい、別の会社のインシュリンに変更となった。

 

しかし変更したインシュリンの効きが良すぎたのか?

たった2か月ほどで、全く動けなくなるほど、父はぐったりしてしまった。

 

かかりつけの総合病院の主治医に相談しても、検査の数値しか見ないので、何も対処はしてくれなかった。

父は頭を上に起こせないほど、首を下げてぐったりしているのに、数値はいいですねーって。なんだそら。

昔のお医者さんは顔見て診断していたのに、顔もまともに診ず、PCの画面ばかり眺めてた。

 

日ごとにご飯も食べられなくなり、このまま死んでしまうかもしれないと、父が自分で言い出したので、よっぽど体がしんどいのだなと思い、ケアマネさんに相談することにした。

お答えさん
ケアマネさん

総合病院行くにも年寄りは大変疲れてしまうから、近所のクリニックに転院しましょう!

訪問医療も受けられるようにしましょう!

ということで、フットワークが軽い、やる気みなぎる若いお医者さんのいるクリニックへ転院となった。これまで、田舎町では若手のお医者さんが居なかったものだから、この町の年寄りを全員診ます!くらいの勢いがある先生にお世話になることとなった。さすが救急やDMATで経験積んだだけあって、処置も判断も早い早い。

 

血液検査の結果は、85歳の糖尿病患者としては、低い数値(Hb a1c 5.0)が出てしまい、このままインシュリンを打ち続けると、低血糖を起こして危険になると診断され、インシュリンをいったん飲み薬に変更し、悪くなったらインシュリンに戻すようにしましょうということになった。

 

ただ、インシュリンやめるとバク食いになる可能性あるからね!とのことで、まぁそれなりに覚悟はあったのだけども。

 

先生の見立て通りの大食い発動

 

食べても食べても、認知症のせいで、食べたことを覚えてない

腹が減ったと、キッチンの引き出しをすべて開けて、スティックタイプのカフェオレ、粉末コーンスープ、砂糖まで開封して食べつくす日々。

 

食べずにぐったりしていたこともかなり心配したけれど、

大食いしたことを覚えておらず、腹減ったと言われるのも、心配。

いつも極端。

ちょうど良い加減で、落ち着いてくれたらいいけれど、落ち着くわけもなく。

 

再検査の結果は、なんと血糖値最高値!!

良くない良くない。

合併症が心配になるくらいの数値(Hba1c 10)で

インシュリン復活となりました。

 

あー、いい塩梅で落ち着いてくれることを祈るしかない。

 

すぐに駆け付けられる距離に住んでいたら、父にこんなしんどい思いをさせることもなかったのだろうな・・・。

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