突然家に届いた税金の滞納通知。
引き落とし通帳が残高不足で引き落とし出来なかった場合、2回までは「督促状」が届くものの、3回目になると「催告書」が届くらしい。
家に督促状と催告書が届いたときの話は、こちら
慌てて、父を連れて通帳記帳に行くと、残高がない!
普通預金の残高が不足していたため、担保預金から貸し出す形でマイナス残高で記帳されていたが、最後は担保預残高も不足してしまい、引き出し不可となっていた。
担保定額貯金は普通預金の残高が不足した時に貸付ができる制度です。
詳しいことはこちらへ。(参考:ゆうちょ銀行)
父に通帳を見せても、そんなことはないだろう、何かの間違いだと言って信じない。
それもそうだ。国家公務員だった父は、税金用の通帳には十分な残高を準備していたのだから。
三女のスエコがカードで散財したことはわかっていても、そもそも残高不足になる預金残高ではないし、通帳裏の担保預金も充分にある。三女はそこまで悪いことをするような悪党ではないと、父は信じている様子。
父にとっては、当然、可愛い我が子なんだろう。
これまで二人で助け合いながら生活してきたのだから、ワタシも父に、スエコの悪事を何とか分かってもらおうとは思わなかった。
とにかく、今は税金を支払わなければ、大変なことになる。
固定資産税を納めなければ、もしかして実家が差し押さえになってしまうんじゃないか?
これまでお金に不自由してこなかったワタシは、この経験はとても恐怖となり、眠れないほどになった。
まずは、役所の税務課に相談することにした。あまりの不安と切羽詰まった状況にうまく説明できたかも覚えていないけれど、役所の人はとても親身になってくれた。
「事情はわかったので、分割払いの手続きをして、取り急ぎ初回分の税金を払いましょう!」
最初の分割払いの振り込みをしたら、この先も払う意志があることがわかるので、とにかく最初の振り込みをして、残りの分は期限までに支払えば良いですよと、教えてくれた。本当にありがたかった。
しかし…お金がない。お父さんには支払うお金がない。
いろいろと父の机や棚を見てみると、恐ろしいことに、スエコが引き出しを荒らした後があり、現金がなくなっていた。
もうダメかもしれない…と思ったときに1枚の定期預金証書を見つけた。
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