父が脳梗塞を発症し、介護のお手間がかかるようになり、介護費用もかさんでしまった時に利用し始めた『小規模多機能型居宅介護』
ワタシ
小規模多機能型居宅介護を利用し始めた時のお話はこちら
一か月の定額制で、要介護であっても在宅の生活のまま介護が受けられ、通所介護(デイサービス)、訪問介護(ヘルパーさん)、実費はかかるが宿泊介護(ショートステイ)が利用できるという夢の制度。
利用して1年が経ち、いろいろと問題も見えてきました。
説明さん@Loose Drawing
定額制の魅力的な介護サービス。しかしデメリットが、少しづつ見えてきた
父が介護サポートを一か月に何度利用しても定額ということで、少し脳梗塞の麻痺が残った父が、サポートが必要になったりトラブルがあった時に、すぐ対処してもらえるのでは?また、困った時はショートステイで宿泊して介護を受けられるのでは?という期待があり、父と離れて暮らすワタシには夢の制度だと思い、利用することに決めました。
ケアマネさんは小規模多機能型事業所のケアマネに変更
これまでお世話になったケアマネさんは、我が家の事情をよくわかっている人であり、父が老いていく様子を知っていたので、とても頼りにしていました。しかし、小規模多機能利用となり、新しいケアマネさんに変更となりました。
これが意外とデメリット。
ワタシ
父は見た目が若く、話をしていて思い出せないことも、つじつまを合わせてしまうところがあり、認知症の度合いが周囲にわかりづらいところがあります。本当の介護度がなかなかわかってもらえないので、介護がそんなに必要ないのでは?と思われてしまいます。
ケアプランの設定
父は、ごはんとお風呂にサポートが必要なので、とりあえずお風呂利用を中心に、ケアプランを設定してもらいました。
デイサービス(お風呂)は週に3回 送迎付きの介護事業所に訪問し、利用者さんとお話したり交流を持つ。
ご飯の準備を毎食準備してもらう 朝ごはんは家に用意してある食パンを焼いてもらい、昼夜2食は実費は払うが、事業所で調理した温かいご飯を自宅に持ってきてもらう。
デイサービス利用日には洗濯をしてもらう お風呂利用日だけ下着を替えるので、洗濯をしてもらう。
定額でこれだけサポートがあると大変助かることで、食事に関しては毎日毎食のことなので、3回父の顔を確認してもらえるのは本当にありがたいことでした。
ケアマネの変更以外のデメリット???ある???
で、実際にデメリットってありますか?ってことだけど。
小規模多機能サービスに変更する前に利用していた介護事業所では
- 看護婦による医療サポート(1回30分)
- ヘルパー(1回20分)
- デイサービス(朝から夕方を週2回)
それぞれ契約していたので、お金もかかる分、手厚く父を診てくれて、とても安心できるものでした。
小規模多機能型居宅介護を、1年間利用してみて感じたことは、定額料金でいろんなことをまとめて見てもらえる制度は、リハビリのプランもなく、他の事業所のサービスを受けることは出来ない。なんというか、介護サポートをやってもやらなくても同じということで、ほったらかしの時が多くなり、動くことが少なくなったため筋力が落ちて、だんだんと動けない老人となってしまいました。
ご飯だけ置いて声掛けをせずに帰り、父はぼーっと食事を眺めるだけで、食べることが出来なかった。
デイサービスの日、父に「今日は行きたくないよね?」と行かない誘導で声かけして、父は面倒なので「うん、行かない」と返事をしてお風呂入れない日が続いていた。
宿泊利用を頼んでいたのに、父に「慣れないところでのお泊り嫌だよね?」と聞き、「うん」というので宿泊をとりやめたと、後日連絡が入った。
など、いろいろとありますが・・・。
ただ、おかしいな?と思っていても、些細なことをケアマネさんに連絡するのも、どうしても気が引けて、私はたまにしか連絡できずに悶々としていたりする。こんな遠慮はいらないのかな?一向に連絡のないケアマネには、こちらから頻繁に連絡すべきなのか、自問自答している。
というのも、この田舎町。高齢者が増えすぎて、他の事業所は満員で入れない状況。わがままを言って、ここのサービスを受けられなくなると、大変だと思ってしまう。以前頻繁な連絡を取るとめんどくさそうにされたことが、ひっかかっています。
他の事業所の話ですが、家族からの要望を、クレーム処理して、退所させられた、契約を終わらせたなどの話を聞くと、言いたいことをあまり言わず、しがみつくしかないと、思ってしまう。
ワタシ
小規模多機能型居宅介護の事業所のケアマネさんは、父の様子を全く連絡してこない人。そのため、先述の出来事は、脳梗塞発症時に設置した見守りカメラで確認していました。
以前のケアマネさんは月に一回ケアプランを持参し、30分ほどお話してくれたので、どうしても今のケアマネさんと比べてしまう。ケアプランがなくても、遠距離介護している家族には、父の状態を少しでも教えてほしいなと思ってしまいます。
ワタシ
しかし!ワタシが遠距離のため、毎日父のところへ通えず、ご飯を始めとして、いろいろお世話になっているので、これは感謝しかない、ありがたいことなのだ、と、日々思いながら過ごしています。
結局、日々感謝してます!!!